OT.Journey Workiing worldwide from JAMAICA 世界で活躍する卒業生<作業療法士> 熊本保健科学大学

2019. 04.24

2年間の活動を振り返って(2)

ワーグワン?(パトワ語でお元気ですか?)

帰国してあっという間に2ヶ月が過ぎようとしています。
ジャマイカで過ごした日々と比べると日本の生活は3倍くらい速く感じていて、ジャマイカで生活していたのが夢のようです。


リオ・グランデのいかだくだり

そんな日々の中でも、時々ジャマイカにいる友人と連絡を取り合うと、確かにそこに居たんだと思い起こされます。手軽に連絡がとれる文明に感謝☆
ただ、時差が14時間あるので夜中の電話だけは勘弁してほしいです。(笑)

さて、2年間青年海外協力隊として活動したその後について書きたいと思います。
職種によって様々ですが、リハ職では協力隊の経験はキャリアに反映されにくいと言われています。元の職場に戻った私の場合も例に漏れずです。

日本の医療現場は日々変わっていくため、2年ぶりに日本で働くと治療も制度も知らないことが多いです。その現場では、2年のブランクがあるのでキャリアに反映されずとも仕方のないことかもしれません。

ただ、青年海外協力隊として活動したことは事実であり、そこで出会った多くの人々と経験は自分の人生の大きな収穫です。

この2年間で出会った人々は年齢や性別に縛られない生き方や幅広い人生の選択があることを教えてくれました。
ジャマイカでは前首相が女性であったことや作業療法士が全員女性であったことを見ても、女性が生き生きと活躍していて、女性の社会参加は日本よりも進んでいました。
ちなみに昨年のミス・ジャマイカは理学療法士でした!まさに美しすぎる理学療法士なんです!皆さん、お時間の許すときに調べてみてください。

また働き方をみても、1ヶ月ほどの休暇を使ってボランティアに参加する作業療法士、子育てをしながらオンラインで仕事をする人、海外の大学院に進んで研究したりする人など様々な活躍の場や方法があることを知りました。


海外からのボランティアと

私は協力隊に行く前まで身体障害分野で働いていましたが、発達障害分野に触れる活動の機会を得たことは、自分にとって収穫でした。

そして他国の人と話して、彼らもまた日本と共通の問題を抱えていることを知りました。日本が直面している少子高齢化の問題などは他国でも問題になりうることです。また、日本はリハビリテーションに従事する職種の数が多く、作業療法士の数は世界で2番目に多いとされているのに、社会ではそれほど認知されていません。その一方でアメリカでは子どもに人気の職業上位にランクインします。しかし開発途上国では作業療法士の養成機関がないところも多いです。

このような現状を知ると、様々な問題は日本だけではなく世界の問題として解決策をお互いに共有していく必要があると感じます。そして、自分の力は微力であっても世界の一員であるという認識に変わりました。
この2年間で疑問に思ったことも多く、さらに学びたいという意欲もでてきました。

これまでの経験から、領域にとらわれず仕事に挑戦したい、海外のことを日本の人に伝えたい、日本の良い取り組みを海外の人にも知って欲しいと強く思うようになりました。

たくさんの出会いと経験のおかげで興味が広がったことで、私の人生の枠がとても大きくなったように感じます。


ジャマイカ人の友人と

「協力隊の経験がキャリアに反映されない」と聞くと、参加するにあたって不安になるかもしれませんが、今の私は協力隊を経験したからこそ、たくさんの選択肢を知っています。だから将来のことを考えるととてもわくわくします。
選択肢の中にはさらに経験を生かせる場所があって、私のいまだ知らない選択肢の中にももっと経験を生かせる場所があると思います。それはJICAボランティアの目的でもある社会還元にも繋がることだと思います。

これから様々な困難があるとしても、協力隊での経験が自信になり自分を強くしてくれます。
私も周囲の価値観に惑わされず、興味のあることに挑戦して人生を楽しみたいと思います。


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