学部学科
リハビリテーション学科 生活機能療法学専攻
occupational therapyリハビリテーション学科 生活機能療法学専攻
occupational therapy学びのプロセス
社会人・医療人としての教養を育てる共通科目(人文科学、社会科学、自然科学、コミュニケーション技法など)、チーム医療の基盤を学ぶ基礎セミナー、他学科について知る他学科概論など、人間形成を目指します。また、作業療法の技術を学ぶ前に、全身の骨、筋肉、中枢神経、内臓などの人間の体の構造(解剖学)、筋肉の収縮の仕組み、呼吸の仕組みなどの人間の体の機能(生理学)、人間の動きに関する学問(運動学)を中心に学びます。
骨や関節の病気(整形外科学)や中枢神経や末梢神経の病気(神経内科学)、こどもの病気(小児科学)などの作業療法が対象とする病気やケガについて学びます。また、作業療法で用いる検査方法や、からだの障害、こころの障害、こどもの発達の障害、それぞれの障害にあわせた治療方法を学びます。
作業療法の専門的技術について、講義と実習を通してさらに深く学びます。その集大成として、病院や施設での臨床実習で、実際に作業療法の一連の流れ(検査→作業療法プログラム作成→作業療法実施)を経験します。また、4年次はさまざまなテーマで研究(卒業研究)を行います。
【臨床実習】
生活機能療法学専攻の臨床実習は、1年次前期の臨床現場を見学する見学実習がら始まります。2年次後期には、地域実習で患者さんの生活を支援する作業療法について学びます。3年次に検査結果から作業療法プログラムを作成する評価実習へと段階的に進みます。3年次から4年次にかけて、患者さんの検査結果から作業療法プログラムを実践する9週間の長期実習を2回行います。
(熊本県・八代高等学校出身)三藤 早織
専門知識だけにとどまらない幅広い学びに
自分自身の成長を感じる
作業療法士としての知識はもちろん、患者さんとの関わり方や向き合い方などを学ぶことで、人としての成長を感じています。全学年で実習があるのも魅力。実習で講義内容を実践できるので、学びがしつかりと身につきます。「今しかできないことをすること。今できる経験を積んでおくこと」という先生の言葉を胸に、さまざまなことにチャレンジしています。
2年前期
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
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1限目 | 病理学 | 英語Ⅲ | 臨床運動学 | 選)生命と進化 | |
2限目 | リハビリテーション医学 | 精神機能評価学 | 基礎地域作業療法学 | 精神医学 | |
3限目 | 基礎身体機能作業療法学 | ||||
4限目 | 身体機能基礎評価学 | ||||
5限目 |
作業療法士国家試験は、年々難しさを増していますが、本専攻は1期生以来、全国平均より高い合格率を維持しています。生活機能療法学専攻では、プロジェクトメンバーを中心に専攻教員全員で学生をサポートします。模擬試験の結果をもとに、ポイントをしぼった講義を実施するとともに、成績の振るわない学生は個別に指導します。学生の学力や個性に合わせたきめ細かな指導が特徴です。
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | 基礎セミナー | ● | |
情報科学 | ● | |||
アカデミックスキルⅠ(入門) | ● | |||
アカデミックスキルⅡ(基礎) | ● | |||
人文科学 | 芸術と人間 | ○ | ||
心理学 | ○ | |||
社会科学 | 社会学 | ○ | ||
環境と経済 | ○ | |||
自然科学 | 統計学入門 | ○ | ||
環境と生命 | ○ | |||
健康スポーツ科学 | ○ | |||
コミュニケーションの技法 | カウンセリング技法 | ○※ | ||
レクリエーション技法 | ○ | |||
英語Ⅰ | ◎● | |||
英語Ⅱ | ◎● | |||
保健科学基幹科目 | 生活保健論 | ● | ||
臨床検査概論 | ○ | |||
看護学概論 | ○ | |||
災害時における保健医療 | ○ | |||
生命と倫理 | ● | |||
専 門 基 礎 科 目 |
人体の構造と機能及び心身の発達 | 解剖学Ⅰ | ● | |
解剖学Ⅱ | ● | |||
解剖学演習 | ● | |||
生理学Ⅰ | ● | |||
生理学Ⅱ | ● | |||
生理学演習 | ● | |||
基礎運動学 | ● | |||
運動学演習 | ● | |||
人間発達学 | ● | |||
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 理学療法概論 | ○ | ||
言語聴覚学概論 | ○ | |||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | リハビリテーション概論 | ● | ||
衛生・公衆衛生学 | ● | |||
専 門 科 目 |
基礎作業療法学 | 作業療法学総論 | ● | |
基礎作業学 | ● | |||
基礎作業学技法 | ● | |||
作業療法治療学 | 作業療法入門セミナー | ● | ||
臨床実習 | 見学実習 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | アカデミックスキルⅢ(応用) | ● | |
スキルアップセミナー | ○ | |||
人文科学 | 哲学 | ○ | ||
芸術と人間 | ○ | |||
文学入門 | ○ | |||
社会科学 | 教育学 | ○ | ||
法と人間 | ○ | |||
文化と経済 | ○ | |||
自然科学 | 生命と進化 | ○ | ||
情報処理技術 | ○ | |||
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅲ | ● | ||
英語Ⅳ | ● | |||
保健科学基幹科目 | 保健医療概論 | ● | ||
災害時における保健医療 | ○ | |||
専 門 基 礎 科 目 |
人体の構造と機能及び心身の発達 | 臨床運動学 | ● | |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 病理学 | ● | ||
薬理学 | ● | |||
整形外科学 | ● | |||
臨床医学総論Ⅰ | ● | |||
臨床医学総論Ⅱ | ● | |||
リハビリテーション医学 | ● | |||
精神医学 | ● | |||
神経内科学 | ● | |||
精神・心理系リハビリテーション学 | ● | |||
臨床心理学 | ● | |||
小児科学 | ● | |||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | 関連法規 | ● | ||
専 門 科 目 |
作業療法評価学 | 身体機能基礎評価学 | ● | |
疾患別身体機能評価学 | ● | |||
精神機能評価学 | ● | |||
日常生活活動評価学 | ● | |||
作業療法治療学 | 基礎身体機能作業療法学 | ● | ||
臨床身体機能作業療法学 | ● | |||
障害者スポーツ指導論 | ○* | |||
基礎精神機能作業療法学 | ● | |||
応用精神機能作業療法学 | ● | |||
基礎発達支援作業療法学 | ● | |||
地域作業療法学 | 基礎地域作業療法学 | ● | ||
応用地域作業療法学 | ● | |||
臨床実習 | 地域実習 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅴ | ○ | |
英語Ⅵ | ○ | |||
英語Ⅶ | ○ | |||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | ||
専 門 基 礎 科 目 |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 画像診断学 | ● | |
救急救命医学 | ● | |||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | 医療と福祉 | ●* | ||
専 門 科 目 |
基礎作業療法学 | 作業療法臨床倫理学 | ○ | |
作業療法管理学 | 作業療法基礎管理学 | ● | ||
作業療法管理学 | ● | |||
作業療法治療学 | 疾患別身体機能作業療法学 | ● | ||
臨床精神機能作業療法学 | ● | |||
応用発達支援作業療法学 | ● | |||
老年期作業療法学 | ● | |||
基礎高次脳機能作業療法学 | ● | |||
応用高次脳機能作業療法学 | ● | |||
義肢装具学 | ● | |||
装具適応論 | ○ | |||
作業療法総合臨床基礎演習 | ● | |||
地域作業療法学 | 地域作業療法学演習 | ● | ||
福祉用具・住環境論 | ● | |||
臨床実習 | 評価実習 | ● | ||
総合臨床実習(秋期) | ● | |||
卒業研究 | 作業療法研究法入門 | ○ | ||
作業療法研究法 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 | 人文科学 | 哲学 | ○ | |
社会科学 | 社会学 | ○ | ||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | ||
チーム医療演習 | ● | |||
専 門 基 礎 科 目 |
人体の構造と機能及び心身の発達 | 基礎医学総合セミナー | ○ | |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 代替医療 | ○ | ||
専 門 科 目 |
基礎作業療法学 | 作業療法集中セミナー | ○ | |
作業療法治療学 | 作業療法総合臨床演習 | ● | ||
先端作業療法学 | ○ | |||
作業療法学総合セミナー | ● | |||
臨床実習 | 総合臨床実習(春期) | ● | ||
卒業研究 | 卒業研究 | ● |
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卒業後の姿
作業療法士(国家試験受験資格)
身体障害や精神障害、発達障害、老年期障害などのある人やそれが予測される人に対して、作業に焦点を当てた治療・指導援助を通じて、機能の回復や低下の予防を図る専門職のための国家資格です。
一般病院、精神病院、地域医療支援病院、特定機能病院、リハビリテーションセンター、 老人保健施設、デイケアセンター、保健所等の医療行政機関、訪問リハビリテーション施設、 地域保健関連事業、福祉施設、健康増進センター、教育・研究機関、医療関連企業、スポーツ施設、 大学院進学、海外留学など
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