学びのプロセス
【基礎科目の勉強】
1年次には看護の基礎として、人間の体の仕組みやはたらき(人体の構造と機能)、病気の成り立ち(基礎病態論)、看護の歴史や役割(看護学概論)、コミュニケーション技法や血圧測定など基礎的な看護技術(看護の共通基本技術)、食事や清潔など日常生活の援助方法(日常生活の援助技術)を学びます。2年次に入るとより専門性が高くなり、様々な病気と治療の実際(臨床病態論)、各分野の看護に必要な知識・技術(各分野の看護学、診断・治療における看護など)を幅広く学びます。
【臨地実習・専門科目の勉強】
3年次は臨地実習が大きな位置を占めます。講義や演習で学んだ知識や技術を携え、実際に看護が行われている現場に出て、様々な人と接することで実践的な看護の力を身につけていきます。病院だけではなく、介護保険施設、在宅、地域といった、様々な療養の場と看護を体験することになります。
4年次には総まとめの実習(看護統合実習)の他、これまでの講義や実習から自分が探究したいテーマを設定する看護研究などに取り組みます。
【臨地実習について】
看護学科では、1年次には1週間(基礎看護学実習Ⅰ:療養する人の生活とその看護を知る)、2年次には2週間(基礎看護学実習Ⅱ:療養する人に必要な看護を考える)、そして3年次には8か月にわたって(小児、母性、成人Ⅰ・Ⅱ、老年Ⅰ・Ⅱ、精神、在宅看護学実習)、4年次には2週間(看護統合実習)の実習を行います。
(福岡県・明光学園高等学校出身)荒木 佑奈
確かな技術と看護観を持って
患者さんに寄り添っていきたい
専門分野の勉強は大変ですが楽しく、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら学べています。今は、子どもの頃から目指していた助産師になれるよう奮闘中。多様な価値観を持った患者さんに寄り添いながら、臨機応変に対応できる技術と確固たる看護観を身につけたいと思っています。これからも、積極的に学び、常に向上心を持って日々を過ごしたいです。
1年後期
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
---|---|---|---|---|---|
1限目 | カウンセリング技法 | 臨床病態論Ⅰ | 臨床病態論Ⅰ | ||
2限目 | 基礎病態論 | 社会学 | |||
3限目 | 人体の構造と機能演習 | 日常生活の援助技術Ⅱ | くらしの中の看護Ⅱ | 微生物学 | 日常生活の援助技術Ⅱ |
4限目 | 基礎看護技術演習Ⅰ | アカデミックスキルⅡ | |||
5限目 | 社会福祉論 |
教員委員が学生委員をサポートしながら、学生委員が中心となって、国家試験対策を企画・運営します。
学生委員は、3年次後期に選出し、2月に4年次生学生委員と委員活動について情報交換会を実施します。それを参考にして、年間スケジュールを企画し、模擬試験(看護師・保健師)、補習講義、自主勉協会、業者による夏期・冬期学内集中講座などを実施します。
教員委員は、4月に国家試験の傾向と対策について概説し、学生が各自で年間学習計画を立てるのを支援します。模試の成績および学生の取り組み状況を分析し、必要に応じて各スモールグループ教員との個別面接や個別指導、小集団特別強化指導を実施します。
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | 基礎セミナー | ● | |
情報科学 | ● | |||
アカデミックスキルⅠ(入門) | ● | |||
アカデミックスキルⅡ(基礎) | ● | |||
人文科学 | 芸術と人間 | ○ | ||
心理学 | ○ | |||
社会科学 | 社会学 | ○ | ||
環境と経済 | ○ | |||
自然科学 | 統計学入門 | ○ | ||
環境と生命 | ○ | |||
健康スポーツ科学 | ○* | |||
コミュニケーションの技法 | カウンセリング技法 | ○ | ||
レクリエーション技法 | ○ | |||
英語Ⅰ | ◎● | |||
英語Ⅱ | ◎● | |||
保健科学基幹科目 | 保健医療概論 | ● | ||
生活保健論 | ● | |||
臨床検査概論 | ○ | |||
リハビリテーション概論 | ○ | |||
災害時における保健医療 | ○ | |||
専 門 基 礎 科 目 |
生命現象の基礎 | 人体の構造と機能Ⅰ | ● | |
人体の構造と機能Ⅱ | ● | |||
人体の構造と機能演習 | ● | |||
生化学 | ● | |||
微生物学 | ● | |||
健康障害の成り立ち | 基礎病態論 | ● | ||
臨床病態論Ⅰ(内科学総論・各論) | ● | |||
社会生活と健康 | 社会福祉論 | ● | ||
専 門 科 目 |
看護の基礎 | 看護学概論 | ● | |
看護セミナー | ● | |||
看護の共通基本技術 | ● | |||
日常生活の援助技術Ⅰ | ● | |||
日常生活の援助技術Ⅱ | ● | |||
基礎看護技術演習Ⅰ | ● | |||
基礎看護学実習Ⅰ | ● | |||
社会生活と看護 | くらしの中の看護Ⅰ | ● | ||
くらしの中の看護Ⅱ | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | アカデミックスキルⅢ(応用) | ● | |
スキルアップセミナー | ○ | |||
人文科学 | 哲学 | ○ | ||
文学入門 | ○ | |||
社会科学 | 法と人間 | ○* | ||
自然科学 | 生命と進化 | ○ | ||
情報処理技術 | ○ | |||
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅲ | ● | ||
英語Ⅳ | ● | |||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | ||
専 門 基 礎 科 目 |
健康障害の成り立ち | 臨床病態論Ⅱ(精神神経・皮膚・感染症) | ● | |
臨床病態論Ⅲ(感覚・運動・生殖器) | ● | |||
臨床病態論Ⅳ(母性・小児) | ● | |||
回復の援助技術 | 治療概論 | ● | ||
臨床薬物論 | ● | |||
臨床栄養論 | ● | |||
専 門 科 目 |
看護の基礎 | 日常生活の援助技術Ⅲ | ● | |
看護アセスメント学Ⅰ | ● | |||
看護アセスメント学Ⅱ | ● | |||
診断・治療における看護 | ● | |||
基礎看護技術演習Ⅱ | ● | |||
基礎看護学実習Ⅱ | ● | |||
社会生活と看護 | 地域・在宅看護論 | ● | ||
地域・在宅看護方法論 | ● | |||
公衆衛生看護学概論Ⅰ | ● | |||
健康と看護 | 成人看護学Ⅰ | ● | ||
成人看護学Ⅱ急性期 | ● | |||
成人看護学Ⅲ慢性期 | ● | |||
老年看護学Ⅰ | ● | |||
老年看護学Ⅱ | ● | |||
小児看護学Ⅰ | ● | |||
小児看護学Ⅱ | ● | |||
母性看護学Ⅰ | ● | |||
母性看護学Ⅱ | ● | |||
精神看護学Ⅰ | ● | |||
精神看護学Ⅱ | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
専 門 基 礎 科 目 |
生命現象の基礎 | 解剖生理学演習 | ● | |
社会生活と健康 | 保健行政論 | ○ | ||
公衆衛生学 | ● | |||
疫学 | ○ | |||
保健統計論 | ○ | |||
専 門 科 目 |
社会生活と看護 | 地域・在宅看護論実習 | ● | |
公衆衛生看護学概論Ⅱ | ● | |||
健康教育論 | ● | |||
健康と看護 | 成人看護学実習Ⅰ | ● | ||
成人看護学実習Ⅱ | ● | |||
老年看護学実習Ⅰ | ● | |||
老年看護学実習Ⅱ | ● | |||
小児看護学実習 | ● | |||
母性看護学実習 | ● | |||
精神看護学実習 | ● | |||
看護の統合と展開 | 看護実践演習Ⅰ | ● | ||
看護実践演習Ⅱ | ● | |||
感染看護学 | ● | |||
がん看護学 | ● | |||
災害看護学 | ● | |||
リハビリテーション看護学 | ○▽ | |||
救急看護学 | ○▽ | |||
看護研究入門 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
教 養 科 目 |
人文科学 | 哲学 | ○ | |
芸術と人間 | ○ | |||
社会科学 | 社会学 | ○ | ||
教育学 | ○ | |||
文化と経済 | ○ | |||
自然科学 | 環境と生命 | ○ | ||
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅴ | ○ | ||
英語Ⅵ | ○ | |||
英語Ⅶ | ○ | |||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | ||
生命と倫理 | ● | |||
チーム医療演習 | ● | |||
専 門 基 礎 科 目 |
社会生活と健康 | 医事法規 | ● | |
専 門 科 目 |
社会生活と看護 | 学校・産業保健 | ○ | |
看護の統合と展開 | 看護教育方法学 | ○▽ | ||
看護倫理学 | ● | |||
看護管理学 | ● | |||
医療安全管理学 | ● | |||
国際看護学 | ● | |||
看護研究演習Ⅰ | ● | |||
看護研究演習Ⅱ | ● | |||
代替医療 | ○ | |||
治験学概論 | ○ | |||
特別演習 | ○ | |||
健康と暮らしを支える看護実習 | ● | |||
看護学統合実習 | ● |
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卒業後の姿
看護師(国家試験受験資格)
健康問題を抱えた人々に対する日常生活上の援助、医師が患者さんを診察する際の補助、疾病の予防や健康維持増進の援助などを行う国家資格です。
助産師(国家資格)
助産行為、妊娠、育児に関する保健指導や相談業務などに携わる仕事で、看護師国家試験受験資格取得後、国指定の学校で1年以上学び、必要な単位を修得することで国家試験受験資格が得られます。
>> 助産別科保健師(国家資格)
病気やけがを未然に防ぐための「予防医療」、あるいは「プライマリーヘルスケア」と呼ばれるすべての人々のための健康活動に携わる仕事です。病気にならないように予防のための施策を実施したり、健康維持・増進のための活動をしたりします。国指定の学校で1年以上学び、必要な単位を修得することで国家試験受験資格が得られます。
認定看護師・専門看護師(認定資格)
認定看護師は必要な教育課程を修了し、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用い、水準の高い看護を実践するスペシャリストです。また、専門看護師は特定の専門看護分野の知識と技術を深めた看護師に与えられる資格です。
>> キャリア教育研修センター(認定看護師教育課程)上記の資格以外にも、ケアマネージャー、治験コーディネーター、移植コーディネーター、など様々なキャリアアップが可能です。