学部学科
リハビリテーション学科 理学療法学専攻
physical therapyリハビリテーション学科 理学療法学専攻
physical therapy学びのプロセス
【基礎科目の勉強】
理学療法(治療方法)を学ぶ前に、全身の骨、筋肉、中枢神経、内臓などの人間の体の構造(解剖学)、筋肉の収縮の仕組み、呼吸の仕組みなどの人間の体の機能(生理学)、歩いている時の足のそれぞれの関節の曲りぐあいや足への体重のかかりぐあいといった人間の動きに関する学問(運動学)や、骨や関節の病気(整形外科学)や中枢神経や末梢神経の病気(神経内科学)、こどもの病気(小児科学)などの基礎的な科目を、主に1年次・2年次に学びます。
【専門科目の勉強】
2年次・3年次には、理学療法(治療方法)の前後に実施する検査方法について、例えば整形外科の病気であれば関節の曲りぐあいや筋力、痛みの状態など、神経の病気であれば腕や足の筋肉のまひの程度や筋肉のこわばりぐあいなど、病気やその程度に合わせた理学療法内容の勉強(講義・実習)を行います。そして、スポーツリハビリテーションコースの学生さんはアスリートを対象とした学外演習もあります。
3年次後期から4年次前期は、それまでに学修した理学療法評価や理学療法について、医療機関などの臨床実習施設において、実際の患者さんを対象とした臨床実習を行います。実習期間以外は、それぞれの所属する研究グループにおいて、理学療法学専攻教員の指導のもと卒業研究を行います。また、医療機関等への就職活動は4年次後期から本格化します。そして、卒業の直前の2月に理学療法士国家試験を受験します。
【臨床実習】
理学療法学専攻では、1年次には大学を離れて主に熊本県内の各病院や施設での、理学療法の場面を見る見学実習、2年次には地域リハビリテーションを主として学習する地域実習、3年次には患者さんの検査結果から理学療法のプログラムを作成する評価実習、3年次後期の後半から4年次前期はその集大成として、患者さんの検査→理学療法プログラム作成→理学療法の実施までを行う長期間(計13週間)の実習を行います。
(熊本県・必由館高等学校出身)志岐 紗千
専門的な授業とスモールグループ担任制度で
成長を実感できる毎日。
理学療法士としてやりがいを持って働く父の姿を見て、同じ道に進むことを決めました。授業は大変な反面、幅広い知識を得る喜びもあります。スモールグループでは、学生同士の情報交換も活発で、先生との距離も近いので不安なく学べます。おかげで、積極性も身につきました。卒業までに、さらに正確な技術と知識、対応力を身につけたいと思います。
2年後期
Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | |
---|---|---|---|---|---|
1限目 | 物理療法学 | 整形外科学 | 生活環境支援系理学療法学 | ||
2限目 | 臨床医学総論Ⅱ | 基礎理学療法管理・運営学 | 薬理学 | ||
3限目 | 理学療法評価学Ⅲ | 関連法規 | 呼吸器系理学療法学 | 英語Ⅳ | |
4限目 | 障害者スポーツ指導論 | 神経系理学療法学Ⅰ | 義肢学 | ||
5限目 |
近年、難しさを増している理学療法士国家試験ですが、理学療法学専攻では、国家試験対策専門のメンバーによる詳細な国家試験問題の分析を基に、1年次より適宜必要な時期に必要な国家試験に向けての対策を行います。
理学療法学専攻の第58回国家試験合格率は100%(全国平均87.4%)でしたが、今後もこの合格率を維持できるよう頑張ります。
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | ||
---|---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | 自由 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | 基礎セミナー | ● | ||
情報科学 | ● | ||||
アカデミックスキルⅠ(入門) | ● | ||||
アカデミックスキルⅡ(基礎) | ● | ||||
人文科学 | 芸術と人間 | ○ | |||
心理学 | ○ | ||||
社会科学 | 社会学 | ○ | |||
環境と経済 | ○ | ||||
自然科学 | 統計学入門 | ○ | |||
環境と生命 | ○ | ||||
健康スポーツ科学 | ○ | ||||
コミュニケーションの技法 | カウンセリング技法 | ○※ | |||
レクリエーション技法 | ○ | ||||
英語Ⅰ | ◎● | ||||
英語Ⅱ | ◎● | ||||
保健科学基幹科目 | 生活保健論 | ● | |||
臨床検査概論 | ○ | ||||
看護学概論 | ○ | ||||
災害時における保健医療 | ○ | ||||
生命と倫理 | ● | ||||
専 門 基 礎 科 目 |
人体の構造と機能及び心身の発達 | 解剖学Ⅰ | ● | ||
解剖学Ⅱ | ● | ||||
解剖学演習 | ● | ||||
生理学Ⅰ | ● | ||||
生理学Ⅱ | ● | ||||
生理学実習 | ● | ||||
基礎運動学 | ● | ||||
臨床運動学 | ● | ||||
運動学実習 | ● | ||||
人間発達学 | ● | ||||
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 作業療法概論 | ○ | |||
言語聴覚学概論 | ○ | ||||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | リハビリテーション概論 | ● | |||
衛生・公衆衛生学 | ● | ||||
専 門 科 目 |
基礎理学療法学 | 理学療法学総論 | ● | ||
基礎理学療法学 | ● | ||||
臨床実習 | 臨床見学実習 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | ||
---|---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | 自由 | |||
教 養 科 目 |
コモン・ベーシックス | アカデミックスキルⅢ(応用) | ● | ||
スキルアップセミナー | ○ | ||||
人文科学 | 哲学 | ○ | |||
芸術と人間 | ○ | ||||
文学入門 | ○ | ||||
社会科学 | 教育学 | ○ | |||
法と人間 | ○ | ||||
文化と経済 | ○ | ||||
自然科学 | 生命と進化 | ○ | |||
情報処理技術 | ○ | ||||
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅲ | ● | |||
英語Ⅳ | ● | ||||
保健科学基幹科目 | 保健医療概論 | ● | |||
災害時における保健医療 | ○ | ||||
専 門 基 礎 科 目 |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 病理学 | ● | ||
薬理学 | ● | ||||
臨床医学総論Ⅰ | ● | ||||
臨床医学総論Ⅱ | ● | ||||
リハビリテーション医学 | ● | ||||
臨床心理学 | ● | ||||
精神医学 | ● | ||||
整形外科学 | ● | ||||
神経内科学 | ● | ||||
小児科学 | ● | ||||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | 関連法規 | ● | |||
専 門 科 目 |
理学療法管理学 | 基礎理学療法管理・運営学 | ● | ||
理学療法評価学 | 理学療法評価学Ⅰ | ● | |||
理学療法評価学Ⅱ | ● | ||||
理学療法評価学Ⅲ | ● | ||||
理学療法治療学 | 運動器理学療法学 | ● | |||
神経系理学療法学Ⅰ | ● | ||||
呼吸器系理学療法学 | ● | ||||
物理療法学 | ● | ||||
義肢学 | ● | ||||
生活技術学 | ● | ||||
障害者スポーツ指導論 | ○* | ||||
スポーツデータサイエンス論 | ☆ | ||||
スポーツトレーニング論 | ☆ | ||||
健康スポーツ心理学 | ☆ | ||||
アスリートサポート演習 | ☆ | ||||
地域理学療法学 | 地域理学療法学 | ● | |||
生活環境支援系理学療法学 | ● | ||||
臨床実習 | 地域実習 | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | ||
---|---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | 自由 | |||
教 養 科 目 |
コミュニケーションの技法 | 英語Ⅴ | ○ | ||
英語Ⅵ | ○ | ||||
英語Ⅶ | ○ | ||||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | |||
専 門 基 礎 科 目 |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 画像診断学 | ● | ||
救急救命医学 | ● | ||||
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | 医療と福祉 | ●* | |||
専 門 科 目 |
基礎理学療法学 | 理学療法研究法 | ● | ||
理学療法セミナー | ● | ||||
理学療法治療学 | 運動器理学療法学演習 | ● | |||
神経系理学療法学Ⅱ | ● | ||||
内部障害系理学療法学 | ● | ||||
循環器系理学療法学 | ● | ||||
発達障害系理学療法学 | ● | ||||
徒手療法学Ⅰ | ● | ||||
物理療法学演習 | ● | ||||
装具学 | ● | ||||
スポーツコンディショニング演習 | ☆ | ||||
臨床実習 | 臨床評価実習 | ● | |||
臨床総合実習Ⅰ | ● |
区分 | 中区分 | 授業科目の名称 | 単位数 | ||
---|---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | 自由 | |||
教 養 科 目 |
人文科学 | 哲学 | ○ | ||
社会科学 | 社会学 | ○ | |||
保健科学基幹科目 | 災害時における保健医療 | ○ | |||
チーム医療演習 | ● | ||||
専 門 基 礎 科 目 |
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 | 代替医療 | ○ | ||
専 門 科 目 |
基礎理学療法学 | 理学療法学総合演習 | ● | ||
理学療法管理学 | 応用理学療法管理・運営学 | ● | |||
理学療法治療学 | 徒手療法学Ⅱ | ○ | |||
徒手療法学Ⅲ | ○ | ||||
スポーツ理学療法学 | ○ | ||||
高次脳機能障害理学療法 | ○ | ||||
摂食嚥下理学療法学 | ○ | ||||
臨床実習 | 臨床総合実習Ⅱ | ● | |||
卒業研究 | 卒業研究 | ● |
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卒業後の姿
理学療法士(国家試験受験資格)
何らかの原因で身体の機能に障がいを負った人や、障がいの発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復をサポートし、温熱・水・電気などを利用した物理療法を用いて、機能障害や能力障害を改善するための国家資格です。
一般病院、地域医療支援病院、特定機能病院、リハビリテーションセンター、老人保健施設、 福祉施設、デイケアセンター、保健所等の医療行政機関、訪問リハビリテーション施設、 地域保健関連事業、健康増進センター、教育・研究機関、医療関連企業、スポーツ施設、 大学院進学、海外留学など
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