OT.Journey Workiing worldwide from JAMAICA 世界で活躍する卒業生<作業療法士> 熊本保健科学大学

2017. 7.01

Wha ya do?

 Wha ya do?(ワヤドゥ?:パトワ語で調子どう?) カリブ海に浮かぶ小さな島、ジャマイカで青年海外協力隊・作業療法士隊員として活動している熊保大卒業生の中島彩です。現在は、ジャマイカ知的障害者協会に配属され、特別支援学校の生徒を対象に作業療法を行っています。ここでは、ウサイン・ボルトやレゲェだけじゃないジャマイカの生活や青年海外協力隊(以下、協力隊)の活動についてお伝えしていく予定です。少しでも海外の生活や国際協力に興味を持ってもらえれば幸いです。

 そもそもなぜ、私がジャマイカにいるのか?私は高校生の頃、漠然とした海外への憧れがありましたが、作業療法士になるために熊保大に進学しました。しかし、私は勉強についていけず2年生の時、このまま作業療法士になるか迷いがありました。そんな時、薄れていた海外へ行ってみたいという気持ちが再燃し、ほとんど勢いで春休みにカンボジアへのボランティアツアーに参加しました。カンボジアでは日本とは違う街や人にふれ合い、全てが刺激的でした。その中でも、障害を持つ人が路上で物乞いをしている光景はとても衝撃的でした。道路も家の状況も十分とは言えない環境で福祉用具がなくても街にでてきて、通りすがりの人に声をかけている姿にすごくエネルギーを感じました。しかし、開発途上国ではリハビリが普及していないことを知り、作業療法の知識や技術を提供できればもっとより良い生活につなげてあげることができるのではないかと思いました。そして、もっと作業療法を多くの人に知ってもらいたい、必要とする人に支援が行き届いて欲しいと思う気持ちから、やっぱり作業療法士として、開発途上国で働きたいと考えるようになりました。

 その後、作業療法士として現地で活動できる協力隊に参加することを考えました。応募には実務経験が必須だったので卒業後は病院に就職し、3年目の時に応募しました。その際、職場の支援もあり、現職参加(休職)という形で応募することができました。また、応募にあたって協力隊経験のある熊保大の先生に話を聞き、現地ではどういう経験が必要であるか等を教えていただき、応募書類や面接についても相談をさせていただきました。無事に合格通知をもらった後も、発達障害領域の臨床経験を積む必要があったので、熊保大の発達障害領域専門の先生に相談し、関連施設で研修を受けさせていただくことができました。そして、派遣前訓練(70日間の合宿制訓練で、必要な知識や技能を講座・演習形式で学ぶ)を終え、2017年1月にジャマイカに着任しました。


 興味を持ってから協力隊になるまで長い期間がありましたが、たくさんの人に支えられここに来ることができ、今も生活の励みになっています。活動は始まったばかりですが、悔いのない実りある2年間を過ごしたいと思います。Respect!(リスペク:パトワ語で感謝や尊敬の気持ちを表す言葉)

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