キャリア教育研修センター 脳卒中看護分野 Career Education and Training Center

福岡Campus(福岡脳神経外科病院)での
脳卒中看護認定看護師教育が始まります

認定看護師教育課程では、福岡市南区にある福岡脳神経外科病院に新たなCampusを設置し、脳卒中看護認定看護師教育を開始します。
福岡脳神経外科病院は、患者さんの急性期から回復期を支える一連の医療を提供しており、患者さんに近い環境で、最新の脳卒中医療と専門性の高い看護を学ぶことを叶えました。
福岡Campus(福岡脳神経外科病院)

教育課程の目的

  1. 脳卒中看護分野において、個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践できる能力を育成する。
  2. 脳卒中看護分野において、看護実践を通して看護職に対し指導を行える能力を育成する。
  3. 脳卒中看護分野において、看護職等に対しコンサルテーションを行える能力を育成する。
  4. 脳卒中看護分野において、多職種と協働しチーム医療のキーパーソンとしての役割を果たせる能力を育成する。

期待される能力

  1. 脳卒中患者における脳組織への影響に対して、高い臨床推論力・病態判断力に基づいた、病態の重篤化回避のためのモニタリングとケアが実践できる。
  2. 脳卒中患者の急性期・回復期・生活期において、一貫した生活再構築のプロセス管理と、セルフケア能力を高めるための計画的な回復支援ができる。
  3. 脳卒中患者の機能障害に対して、急性期から病態に応じた活動性維持・促進のため、適切な早期リハビリテーション看護を実践できる。
  4. 脳卒中に伴う機能障害が日常生活に及ぼす影響を予測し、生活の再構築のためのケアが実践できる。
  5. 脳卒中の発症・再発作予防のための健康管理について、脳卒中患者および家族に対して指導ができる。
  6. 脳卒中患者および家族の権利を擁護し、自己決定を尊重した看護を実践できる。
  7. より質の高い医療と地域連携を推進するため、多職種と協働し、チーム医療のキーパーソンとして役割を果たすことができる。
  8. 脳卒中看護の役割モデルを示し、看護職への指導、看護職等にコンサルテーションを行うことができる。

脳卒中看護分野カリキュラム

【特定行為を組み込んだ新カリキュラム】

共通科目 1.臨床病態生理学 40
2.臨床推論 45
3.臨床推論:医療面接 15
4.フィジカルアセスメント:基礎 30
5.フィジカルアセスメント:応用 30
6.臨床薬理学:薬物動態 15
7.臨床薬理学:薬理作用 15
8.臨床薬理学:薬物治療・管理 30
9.疾病・臨床病態概論 40
10.疾病・臨床病態概論:状況別 15
11.医療安全学:医療倫理 15
12.医療安全学:医療安全管理 15
13.チーム医療論(特定行為実践) 15
14.特定行為実践 15
15.指導 15
16.相談 15
17.看護管理 15
認定看護分野専門科目 1.脳卒中看護概論 15
2.脳卒中の病態生理と診断および治療 15
3.脳卒中機能障害とその評価 30
4.脳卒中患者・家族の理解 15
5.脳卒中急性期危篤化回避の支援技術 45
6.早期離床と日常生活活動自立に向けた支援技術 45
7.生活再構築のための支援技術 15
8.脳卒中患者への社会的な支援技術 15
特定行為研修区分別科目 1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 22
2.精神・神経症状に係る薬剤投与関連 35
演習・実習 1.総合演習 15
2.臨地実習 150

年間スケジュール

4月2日 入学式 本学(熊本)
4月3日 オリエンテーション
4月上旬~8月中旬 共通科目:講義・演習は、eラーニングによる遠隔教育 自宅
8月中旬~8月下旬 共通科目:実習・試験は、大学において集合教育
区分別科目:講義・演習・試験は、大学において集合教育
本学(熊本)
9月~10月 専門科目:福岡Campusにおいて集合教育 福岡campus
11月中旬~ 急性期病棟実習
11月下旬~ 特定行為実習 福岡campusおよび
自施設
12月下旬 ケースレポート作成
1月 回復期リハビリテーション病棟実習 福岡campus
2月 修了試験
3月 修了式 ※ 厚生労働省の特定行為研修修了証が授与されます。 本学(熊本)
(注1)共通科目の一部はeラーニングを使用します。週5日、1日3時間~4時間の受講時間が必要です。eラーニングは、学内で受講することも可能です。eラーニング期間中、月に2~3回程度、オンラインで受講状況を確認します。
(注2)集合教育及び実習は、福岡campusまで通える環境を整えてください。特定行為実習は自施設で行うことができます。