新たな挑戦
進化する理学療法学専攻

リハビリテーション学科 理学療法学専攻

スポーツリハビリテーションコースを新設

理学療法学専攻の入学定員増について令和3年10月22日に文部科学大臣より認可されました。

「健康」「スポーツ」をキーワードに地域貢献できる人材やデータ分析などの研究力を持った人材の育成を目指し、理学療法学専攻にスポーツリハビリテーションコース(20 名)を新設しました。ダブル・ラーニング制度により、理学療法士の国家資格に加え、JATI 認定トレーニング指導者の資格取得も可能です。

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JATI 認定トレーニング指導者とは

スポーツ現場での「障害の予防」「競技力向上」のために働くスタッフの一員です。現在ではスポーツ現場に限らず、子供から高齢者までの健康づくりなどにも職域が広がってきています。また、スポーツ現場で活躍している理学療法士の多くが、このような JATI 認定トレーニング指導者などの資格を追加で取得し、活躍しています。

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どのように学ぶ?

 2年次に進級する際に、新設するスポーツリハビリテーションコースの選択者を決定します。コース定員は最大20名を予定しており、希望者が20名を超す場合は選抜を行います。
 スポーツリハビリテーションコース選択者には、通常の理学療法士養成のカリキュラムに加え、スポーツリハビリテーションに特化した演習や講義を準備しています。具体的には、スポーツトレーニング論、スポーツコンディショニング演習、スポーツ心理学及びスポーツデータサイエンス論などの専門科目に加え、本学が連携協定を結ぶスポーツ競技団体などを対象にしたデータサイエンスやバイオメカニクスを根拠とした実践的な演習を行います。
 なお、JATI 認定トレーニング指導者の資格は、日本トレーニング指導者協会認定の資格であり、スポーツリハビリテーションコース選択者だけが取得できます。指定されたカリキュラムを全て単位取得し、認定試験に合格すれば、理学療法士免許取得とともに「JATI 認定トレーニング指導者」の称号を取得できます。
 トップアスリートの競技力向上や障がい者のリハビリテーションのみならず、子供の体力向上から我が国最重要課題である生活習慣病予防や介護予防、ひいては国民全体の健康寿命の延伸にも寄与することができます。

コース分けの流れ

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卒業後は?

 理学療法士の免許を要し、かつJATI認定トレーニング指導者の資格をダブルで取得しているため、通常の病院での理学療法士業務はもちろんのこと、スポーツ現場でのトレーナー業務やスポーツを別の立場から支える研究機関や企業(商品開発、データ解析など)への就職など、今後は活躍できる多様なフィールドを開拓していく予定です。