KUMAHO Web Column

看護学科

病とのつき合い方を支援する成人看護学 慢性期看護

2021.03.15

 成人看護学慢性期看護では、慢性の健康障害と共に生きる成人期の人への看護の知識と考え方について深くまなびます。慢性疾患とは、生活習慣病といわれる糖尿病、高血圧、慢性呼吸器疾患、心疾患、腎不全、肝硬変や難病、遺伝・免疫などが関係する病気などをさします。慢性期看護はこれらの疾患のように発症すると慢性化するため、病気と付きあい調整しながら生活する必要のある成人を対象とします。もちろん科学的知識である人体や病気の仕組み、治療、そして慢性疾患看護に関する最新の知識や研究結果をもとに、より根拠に基づいた看護についての充分な知識と理解が必要です。そしてその知識をもとに、慢性疾患を持つ患者さんが病気を受け入れてうまく日常生活を送るための対処方法や、病気の進行を少しでも防ぐための方法について考えます。臨地実習では、成人の特徴を理解したうえで健康上の問題を持つ人への基本的看護を病院で学びます。そして、患者さんとともに考え患者さんがその人らしく生きていくためのどのようにすればよいのか、講義だけでなく演習や実習を通して治療と生活、その人らしさを支える看護について学ぶことができます。

演習場面
実習場面

看護学科 教授 森みずえ

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