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令和6年度 阿蘇プロジェクト 第1回体力測定会

2024.06.14

2024年6月11日(火)、本学と包括連携協定を締結している阿蘇市および阿蘇中央高校と協同し、「令和6年度 阿蘇プロジェクト:第1回体力測定会」を阿蘇中央高校にて実施しました。

この体力測定会は、阿蘇市にお住いの65歳以上の方を対象としており、42名にご参加いただきました。その参加者に対して、リハビリテーション学科の学生(44名)と阿蘇中央高校2年生(69名)が一緒に、フレイル予防に重要な「運動」・「栄養」・「社会参加」に関連する項目について測定を行いました。

開会では、阿蘇中央高校 副校長 原先生のご挨拶の後、本学健康・スポーツ教育研究センター センター長の荒木栄一特任教授から、健康寿命を延伸させる意義とその方法として筋力の維持、オーラルフレイルの予防、認知機能の維持の重要性が説明されました。プロジェクトリーダーを務める言語聴覚学専攻兼健康・スポーツ教育研究センター 松原慶吾准教授は「昨年度は高校生や大学生の電話での予防を促す介入の効果もあり、舌圧と握力が向上しました。さらには、この取り組みで世代間交流が生まれ、参加者の健康意識が高まったことから、このプロジェクトの継続は健康寿命の延伸に重要と期待される」と述べ、継続して市・高校・大学の3者で取り組む意義を熱く語りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校生は、「総合的な探求の時間」という授業の一環で、このプロジェクトに参加し、阿蘇市が取り組む健康維持のための予防活動について学ぶ機会となりました。阿蘇中央高校校訓「岳(やま)を仰ぎ 大志を抱き 未来を拓かん」にあるように、この取り組みを通して、感じたことや想いを大切にし、阿蘇の明るい未来を拓く1人になってほしいと思いました。

体力測定会の閉式時には、参加者の皆さんの体力測定会の結果を確認しました。そこでの学生の役割は、結果表を確認しながら検査結果に応じて参加者が御自身の注意すべき項目についてシールを貼るのを手伝うことだけでしたが、阿蘇市の担当者からの説明を聞き漏らさないように真剣に耳を傾け、その内容を丁寧に参加者へ伝える学生の姿がありました。日頃の大学内では見ることができない新たな学生の1面もみることができ、この測定会が新たな教育の場ということを実感しました。阿蘇プロジェクトは阿蘇市民だけでなく大学生や高校生の様々な可能性を引き出すことができ、その発展性も限りなく大きいと期待されます。

 

令和6年度阿蘇プロジェクト第1回体力測定会にご参加いただいた阿蘇市民の皆様、阿蘇市および阿蘇中央高校の皆様、本当にありがとうございました。

健康・スポーツ教育研究センターは、健康で明るい未来を目指すために、地域に根ざし、多くの皆様と共に挑戦出来ることに感謝し、社会の幸福実現に少しでも貢献できるよう今後も積極的に新たな挑戦をしていきます。