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熊保スポーツプロジェクト-for Youth-:熊保スポーツ-ラボ、共に挑戦始動!

2025.09.01

2025年8月21、22日に、熊本県内の高校生を対象とした「熊保スポーツプロジェクト-for Youth-」のうち、第1回目の熊保スポーツ-ラボを開催しました。熊保スポーツ-ラボは高校生アスリートの身体能力を可視化し、長所と短所を伝えることで、競技力向上や障害予防に貢献することを目的としています。

 

 

第1回目は、熊本西高等学校ラグビー部の部員35名にご参加いただきました。測定会全体を本学教員3名(リハビリテーション学科 理学療法学専攻 兼 健康・スポーツ教育研究センター:本田講師・宮﨑助教・嶋村助教)が監修し、本学リハビリテーション学科 理学療法学専攻の2~4年生24名、大学院生5名が主に測定を行いました。

 

 

測定項目として柔軟性テストや筋力測定、動作解析、アジリティテストなどを含めた9項目を用意し、大学生にも測定リーダーになってもらい実施しました。特に、関節可動域測定では3年生が主体となって計測にあたり、これまで講義で学んだ内容を実践すると同時に、後期からの実習に向けた事前準備としてもよい経験になったと考えられます。2年生は教科書で学んだ内容を思い出しながら、先輩が正確に測定する姿を見て測定の実際を学び、学んだことを実技に落とし込むことの大変さや重要性を学びました。臨床実習を経験した4年生は主担当の測定の他に、後輩の測定の補助や他の項目の補助など、オールラウンドに活躍し、頼もしい姿がみられました。また、高校生との交流では、ラグビー部の日々の練習の強度の高さに驚きつつも、これからスポーツを支える立場を目指す学生にとって非常に良い刺激となりました。

 

 

  

 

  

写真説明

1枚目:本学学生が高校生アスリートに下肢伸展挙上テストを実施している様子

2枚目:本学学生と大学院生が動作解析を実施している様子

3枚目:本学教員 宮﨑 助教が超音波検査を行い、本学学生が補助に入っている様子

4枚目:本学教員 嶋村 助教と本学学生が股関節の筋力を測定している様子

 

 

本事業はスポーツ科学および健康科学に基づく研究と教育を通じて、熊本県内でスポーツに取り組む高校生の支援を目的として、今年度から始めたプロジェクトの1つです。豊富な測定項目から高校生アスリートの強みや弱みを理解していただくための機会を作ることで、競技力向上や障害予防といった視点から学生アスリートを支援することを目指しています。「熊保スポーツプロジェクト – for Youth -」では、熊保スポーツ-ラボに加えてもう1つ、高校生アスリートがトレーニングを学び実践する、熊保スポーツ-ゼミ(トレーニング研修会)を開催しており、この2つの柱を連携させて展開しています。これらに積極的に取り組むことで、本学における研究・教育のさらなる質の向上にもつながると考えています。そして引き続き、熊本県内の学生アスリート支援のために、地域・学校と連携しながら取り組みを進めてまいります。