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令和6年度 阿蘇プロジェクト 成果報告会

2025.02.07

令和7年1月28日(火)、本学と包括連携協定を締結している阿蘇市および阿蘇中央高校と協同し、「令和6年度 阿蘇プロジェクト 成果報告会」を阿蘇市一の宮保健センターにて実施しました。

成果報告会では、阿蘇市民の健康寿命の延伸をテーマに、2グループの阿蘇中央高校の高校生の発表、熊本保健科学大学リハビリテーション学科3専攻(理学療法学・生活機能療法学・言語聴覚学)の教員からの体力測定会の結果報告、健康・スポーツ教育研究センターのセンター長である荒木栄一先生がこれまでの阿蘇プロジェクトの総括発表を行いました。

 

 

 

 

 

阿蘇プロジェクトでは、65歳以上の阿蘇市民を対象に、令和6年6月11日と同年11月13日に体力測定会を開催し、熊本保健科学大学リハビリテーション学科3専攻の教員と学生・阿蘇市役所の職員・阿蘇中央高校の高校生が、「運動」「栄養(食事)」「社会参加」に関する検査を用いて調査を行いました。第1回目から第2回目の体力測定会までの5ヶ月間の間に、高校生と大学生は参加者の方々に電話を行い、予防活動の継続を支援してきました。

昨年度の成果報告会では、高校生の発表と参加者の体力がどのように変化したかを報告しました。今年度の成果報告会では、昨年度の内容に加えて、予防運動に関する参加者の悩み相談ができる場を設け、さらに予防運動を実践形式で伝達しました。このような工夫が功を奏し、参加者の活発なコミュニケーションの場になっただけでなく、これからも予防活動を楽しく続けられるきっかけにもなったと思います。

 

 

 

 

 

 

また、高校生は、阿蘇市民の方々との交流の場を新たに設ける企画があることを発表し、阿蘇プロジェクトを通して、高校生の阿蘇市民の健康寿命の延伸に対する意識が高まっていることに感銘を受けました。2年間、阿蘇プロジェクトに取り組んできて、熊本保健科学大学・阿蘇中央高校・阿蘇市の3者の結束力が高まってきたと感じられます。そして、3者が阿蘇市民の健康寿命延伸という一つの目標に向かってきたことで、それぞれがより良い方向に向かっていると思われます。

 

令和6年度阿蘇プロジェクトにご参加いただいた阿蘇市民の皆様、阿蘇市および阿蘇中央高校の皆様、ありがとうございました。

 

 

健康・スポーツ教育研究センターは、健康で明るい未来を目指すために、地域に根ざし、多くの皆様と共に挑戦出来ることに感謝し、社会の幸福実現に少しでも貢献できるよう今後も積極的に新たな挑戦をしていきます。