2026年1月20日、阿蘇市一の宮保健センターにて、「阿蘇プロジェクト成果報告会」を開催いたしました。報告会には、測定会に参加された皆さまにお越しいただき、阿蘇中央高校の生徒による成果発表および本学教員による2回の測定結果を踏まえたフィードバックを実施しました。
前半では、阿蘇中央高校の生徒から、阿蘇プロジェクトを通して学んだことをまとめたうえで、高齢者の健康増進のために、運動メニューの提案や栄養素を考慮した1週間の献立の立案について発表していただきました。

【探求学習の成果を発表する阿蘇中央高校の生徒たち】
後半では、リハビリテーション学科3専攻の教員による、測定会1回目と2回目の結果を比較したフィードバックが行われました。理学療法学専攻からは、宮﨑宣丞助教による、歩く速さや握力などの「運動」の結果についての説明とともに、健康寿命延伸の取り組み例として阿蘇市介護予防体操が紹介されました。作業療法学専攻からは、宮田浩紀講師による、「社会参加」の結果から、現状の把握をしたうえで、フレイル予防や認知機能向上の重要性についてご説明いただきました。言語聴覚学専攻のフィードバックでは、松原慶吾准教授から、「栄養(食事)」の結果に関しての説明と、口腔体操などの予防活動を継続する意義についてお話をいただきました。

宮﨑宣丞助教(理学療法学専攻) 宮田浩紀講師(作業療法学専攻) 松原慶吾准教授(言語聴覚学専攻)
フィードバックの後には、測定会参加者からの結果に関するご相談の時間が、各専攻毎に設けられました。日常の悩み事に関するご相談を受けるとともに、簡単に楽しく行える予防活動を、高校生も含めた参加者全員に、実際に体験してもらうなど、活発な交流となりました。

【予防活動を本学教員(宮﨑助教、山本良平准教授)が参加者に指導している様子】
この報告会をもちまして、2025年度阿蘇プロジェクトの活動は一区切りとなります。阿蘇市、阿蘇中央高校、そして熊本保健科学大学の3者が協働して行うこの阿蘇プロジェクトは、日本国内でも先駆的な取り組みとなります。ご協力いただいた阿蘇市健康増進課の職員の方々、阿蘇中央高校の教職員、生徒の皆さまに深く感謝いたします。そして、2回にわたる測定会にご参加いただいた阿蘇市民の皆さまに心よりお礼申し上げます。本年度の活動内容を来年度にも活かし、さらに充実したプロジェクトとなるよう、邁進してまいります。

【阿蘇市・阿蘇中央高校・本学関係者 3者集合写真】