2025年6月10日(火)、本学は阿蘇市および阿蘇中央高校と協力し、「令和7年度 阿蘇プロジェクト:第1回健康測定会」を阿蘇中央高校の体育館で開催しました。
本プロジェクトは、熊本保健科学大学・阿蘇市・阿蘇中央高校の3者が、阿蘇市民の健康寿命の延伸を目指して行う取り組みであり、今年度で3年目を迎えました。プロジェクトの一環として開催する健康測定会は年度内に2回、フレイルに深く関係する「運動」・「栄養」・「社会参加」の3つのテーマに基づく15項目の検査を、高校生と本学の学生が主体となって行います。
今回の第1回目の健康測定会には、過去最多の46名の阿蘇市民の方々にご参加いただきました。健康測定会の検査は、本学リハビリテーション学科2年生51名と阿蘇中央高校2年生44名が協力して行いました。高校生と大学生による参加者への検査の説明はとても丁寧であり、検査の実施も正確でした。また、今年度は『参加者の予防活動の継続』を目標にして、三者で力を合わせて測定会の準備をして参りました。まず、高校生と大学生がモデルとなり、運動方法を解説するポスターを新たに作成し、このポスターを利用して運動方法のレクチャーを健康測定会終了後に実施しました。さらに、これまで使用してきた「運動」、「栄養」、「社会参加」に関する活動記録を残すことができるカレンダーを、三者で協力をして改良しました。表紙は高校生が作成し、カレンダーは阿蘇市職員が見やすく、手にとりやすく、さらには記録がしやすくなるように工夫しています。運動方法のレクチャーには、参加者全員が、ポスターとPT専攻教員の宮崎先生の実際の運動を見ながら、一生懸命に取り組まれていました。
また、今回の測定会の様子がTKUニュースで放映されました。
TKUニュースはこちら
第2回目の体力測定会を11月5日(水)に予定しています。第2回目の体力測定会までの間は、電話を通じて高校生や大学生が参加者のフレイル予防活動を支援していきます。参加者がこれらの予防活動を継続して取り組んでくれることを期待しています。
健康・スポーツ教育研究センターは、多くの皆様と共に、社会的な課題に挑戦出来ることに感謝し、今後も積極的に新たな挑戦をしていきます。