熊本保健科学大学は、阿蘇市や阿蘇中央高校と連携協定をむすび、阿蘇市におけるヘルスプロモーションに関する活動を行っています。阿蘇プロジェクトは、阿蘇市に在住の高齢者の健康寿命を延伸させることを目的として2023年度から行なっている事業で、本学の教員、学生と阿蘇中央高校の高校生が主体となり、65歳以上の高齢者の体力などを測定し、その維持や改善を促す活動を行っています。
2025年5月27日(火)、阿蘇市職員2名、阿蘇中央高校2年生48名に来学頂き、本学リハビリテーション学科2年生51名とともに令和7年度阿蘇プロジェクト健康測定会の『事前練習会』を本学アリーナで実施しました。
『事前練習会』の前には、健康・スポーツ教育研究センター教員およびリハビリテーション学科3専攻の担当教員が大学生に対し検査手技の事前指導を行い、『事前練習会』では大学生が高校生へ検査手技の指導を行いました。
健康・スポーツ教育研究センターの荒木栄一センター長は、本学の学生と阿蘇中央高校の高校生に対して、健康寿命を延伸させることの意義について解説しました。また、言語聴覚学専攻 兼 健康・スポーツ教育研究センター 松原慶吾准教授は、「3回目の実施となる今年度は、参加者の運動習慣の定着を目指し、予防活動のレクチャーや予防活動の記録に力を入れて実施する」と解説されました。
これまで、電話を通じて高校生と大学生が参加者の予防活動を支援してきたことで、参加者の健康意識に良い変化が認められました。阿蘇市民の健康寿命の延伸につながるよう、引き続き、阿蘇市・阿蘇中央高校・本学の3者で協力し、取り組んでいく予定です。
ご協力頂いた阿蘇市、阿蘇中央高校の皆様、本当にありがとうございました。
健康・スポーツ教育研究センターは、多くの皆様と共に、社会的な課題に挑戦出来ることに感謝し、今後も積極的に新たな挑戦をしていきます。