KUMAHO Web Column

その他

キャリア教育って何だ?

2021.03.26

キャリア教育とは何?

 皆さん、キャリア教育をご存じでしょうか。授業や新聞などを見て、聞いたことあるワードだと思います。しかし、漠然として分かりにくいですよね。今日はキャリア教育について少しでもイメージできるよう一緒に考えていきたいと思います。まず日本人の平均寿命はご存じですか?厚生労働省によると2019年の日本人の平均寿命は女性87.45歳,男性81.41歳だそうです。この80~90年の自分の人生をどのように「自分らしく生きていくのか」を考えてくのがキャリア教育だと思います。その中で、より多くの期間を要するのが「働くこと」です。大学を卒業する22歳から60歳の定年までの38年間をどう自分らしく社会に貢献して行くのかを考えるのが、皆さんの立場で考えるキャリア教育の中の進路選択だと思います。端的に言うと、「自分が人生で成し遂げたい仕事は何か?」「そのためにはどの学校に進学する必要があるか」を考えることです。皆さまが社会人として働くのはわずか40年です。その短い期間を漠然と働いて給料もらって何気ない生活をするよりも、目標を持って達成に向けて全力で頑張る方が良いのではないでしょうか。一度きりの自分の人生です。だったら充実した一生を過ごしたいですよね。

自分が目指すキャリアとは?

 では、自分が人生で成し遂げたい仕事をどのように探していけば良いと思いますか。それは判断基準を設けることです。「人生をかけるほど価値のある仕事」という基準を作ることです。これは結婚にも同じことが言えると思います。世の中には色々な仕事があります。既に看護師や理学療法士など、具体的な職業に就きたいという目標を持っている方もいると思います。しかし、他の職種を調べずに看護師になりたい人と、色々な職種を調べ尽くして看護師になりたいと決めた人とは大きな違いがあります。ミスマッチが起きない人はおそらく後者の方でしょう。現在、コロナ禍で医療従事者の大変さが注目されていますが、そのような厳しい状況でも辞めずに立ち向かう方々は、その仕事に人生をかけるほどの価値を感じられているのではないでしょうか。

どのように探していくのか

 今皆さまの周りではインターネットや各学校が開催するオープンキャンパスなど、情報を収集できる手段が多数あります。興味のある分野はもちろん、興味がない分野にも目を向け選択肢を広げることが大切です。その広がった選択肢の中から自分の人生をかける価値がある仕事を見つけることが、今やるべきキャリア教育だと思います。勉強しながら見つけることは大変ですが、自分の人生だからこそ、自分で見つけていかなければなりません。まず第一歩を踏み出してみませんか。「成功の反対は失敗ではなくやらないことである」これは私が一番好きな言葉です。熊保大では学生たちとこのような話をしております。このコラムが少しでも進路選択の一助になれば嬉しいです。

就職・実習支援課長 久保田 憲寿

一覧へ戻る

Other