熊本保健科学大学

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研究

PLoS Oneに論文が掲載されました。

  • 2020年10月05日
  • 研究のお知らせ

本学大学院保健科学研究科の大学院生であった中田大揮さん(現、済生会熊本病院リハビリテーション部 勤務)が、大学院修士課程の時に本学リハビリテーション領域の土井 篤 教授、申 敏哲 教授、吉村 惠 元本学大学院教授、富山大学大学院の歌 大介助教(本学研究員)と共に行った研究が、論文として2020年9月30日付けでPLoS One(Public Library of Science)に掲載されました。

【日本語タイトル】 

若い線維筋痛症モデル動物に対して過度な運動を行うと心房細動を誘導する。

 中田 大揮1,2)*、土井 篤2,3)* #、歌 大介4)、吉村 惠5,6)、申 敏哲2,3)

1) 済生会熊本病院 リハビリテーション科
2) 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 リハビリテーション領域 
3) 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 
4) 富山大学大学院 医学薬学研究部 応用薬理学教室 
5) 九州大学医学部 統合生理学教室 
6) 直方中村病院 
* These authors contributed equally to this work  # 責任著者

【日本語訳による抄録内容】

線維筋痛症患者は筋骨格系の痛みに加え、心血管系の合併症も起こすことがあります。この研究は若い線維筋痛症モデル動物において長い時間浅いプールの中で歩行運動を行わせることで心血管系にどのような影響が起こるのか検討することを目的としています。野生型マウスに対してreserpineを3日間連続投与することによって線維筋痛症モデル動物(マウス)を作製します。そして2種類の条件下(浅いプールの有る無し)で5分間と1分間の歩行運動を実施し、その間の行動と心電図の解析を行いました。その結果、特に浅いプール条件下で5分間の歩行運動を行うと、他の条件に比べ歩行距離が延びた分、有意な心拍数の減少と心拍の不規則性(心房細動)が認められました。それらの結果から、線維筋痛症モデル動物、さらには線維筋痛症患者に対して運動療法を施す事は効果的であるかもしれませんが、実施の際にはそのような心血管系の問題が生じる可能性が有ることも医療従事者は知っておく必要があります。

論文の詳しい内容については、https://doi.org/10.1371/journal.pone.0239473 をご参照下さい。

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