熊本保健科学大学


研究

Biochemical and Biophysical Research Communicationsに論文が掲載されました。

  • 2019年04月09日
  • 研究のお知らせ

富山大学大学院医学薬学研究部応用薬理学教室の歌 大介助教、兵庫医科大学医学部生理学講座 神経生理部門の古賀浩平講師(元本学大学院の博士研究員)、本学大学院保健科学研究科リハビリテーション領域の土井 篤教授、元本学大学院の吉村 惠教授ほかと共に行った研究が、201939日付けでBiochemical and Biophysical Research Communicationsに受理されました。論文の要旨は以下の通りです。

https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2019.03.051


【日本語タイトル】
興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸の放出が慢性痛モデルラットの脊髄後角膠様質細胞において増加している

歌 大介1)、加藤 剛2)、土井 篤34、安東嗣修1)、久米利明1)、吉村 惠56)、古賀公平7)

1) 富山大学大学院医学薬学研究部応用薬理学
2) 福岡赤十字病院 整形外科
3) 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科
4) 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科
5) 九州大学医学部 統合生理学
6) 直方中村病院
7) 兵庫医科大学医学部 生理学 神経生理部門 
#責任著者


要旨】
神経損傷モデル(SNL)ラット及び炎症モデル(CFA)ラットを用いた慢性痛ラットモデルを用いて、脊髄スライス標本と生体標本の実験を行いました。その結果、SNLラット及びCFAラットの両方ともに、脊髄後角膠様質細胞の活動電位は静止膜電位の変化無しに自発発火が増加していました。さらに、その両方のモデルラットにおいて、脊髄後角膠様質細胞にシナプス結合している神経末端部から放出される活動電位依存性のグルタミン酸の電流量が増加していました。以上の結果は、活動電位と興奮性神経伝達物質にターゲットを絞った慢性痛に対する治療戦略の可能性を示すものであると考えられました。

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