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- 2022.06.20
CONCEPT健康・スポーツ教育研究センターのコンセプト
熊本保健科学大学は「知識・技術・思慮・仁愛」の四綱領と基本理念のもと、
保健医療分野の教育と研究を通して社会に貢献できるメディカルスタッフの養成に取り組んでいます。
健康・スポーツ教育研究センターは、四綱領に基づくメディカルスタッフ養成の基盤を支えるため、健康とスポーツをキーワードにした社会的要請の高い調査・研究・教育を積極的に推進します。
等速性筋力評価訓練機器・呼気ガス分析装置・3次元自動動作分析装置・地面反力計・筋電計・超音波などの計測機器と高度なトレーニング機器を併設したアスリートゾーンと一般のトレーニング機器を導入したフィットネスゾーンを提供する事で、アスリートから高齢者・子供まで様々な世代の持続的な健康日本の活性化を目指します。
また、熊本保健科学大学に在籍する学生の教育的支援を充実させることで、健康を自ら管理できるメディカルスタッフを養成する環境づくりに取り組みます。
健康・スポーツ教育研究センターではこのような取り組みを通して、熊本保健科学大学の健康・スポーツに関する教育及び研究活動の充実と向上を目指すとともに、健康・スポーツ科学の研究及び実践の拠点として積極的に取り組みます。
Features & Organization特色・組織
「トップアスリートから高齢者まで」総合的な健康・スポーツ医科学により、幅広い課題に対応します。
- 1. 臨床検査・看護・リハビリテーションを併せ持つ熊本保健科学大学の「臨床・研究力」
- 2. 豊富な経験を有する理学療法士・作業療法士・アスレティックトレーナーが在籍
- 3. 学内の最新施設を活用した検査・測定技術
PROJECT & VISION事業内容・ビジョン
POINT.01
調査・研究MPT Research
メンタル Mental・フィジカル Physical・テクニカル Technicalの3領域で構成されています。
健康・スポーツ科学領域に関する研究を、アスリートのみならず子供、一般健常成人、高齢者まで最新機器を用いた社会的要請の高い還元型の研究開発を積極的に行います。また、人工知能や機械学習などデータサイエンスを活用した分析手法の開発に取り組みます。
この様な調査・研究をとおして、健康・スポーツ領域で活躍できる人材育成に積極的に取り組みます。
- Fields -
調査・研究領域
1.運動
2.呼吸・循環
3.栄養・エネルギー代謝
4.バイオメカニクス
5.精神・心理
POINT.02
スポーツヘルスサイエンス事業Sports Health Science Project
運営部には、スポーツ部門 Sports Science・健康増進部門 Health Science・研究開発部門 Research and Development の3部門が組織されています。
教育・研究機能を有するそれぞれの部門が中心となって様々な取り組みを行います。
PROJECT.01
ジュニアアスリートスポーツ合宿支援
水上村スカイビレッジで合宿を行う陸上長距離選手に対し、フィットネスチェック・メディカルチェックなど様々な測定結果や知見に基づいて、合宿の効果を最大化するための方法を検討し提案します。
PROJECT.02
くまもとワールドアスリート
熊本県が指定するオリンピックや世界選手権等で活躍が期待される育成指定選手に対し、競技力向上や障害予防のための課題解決をサポートします。フィットネスチェックなどの測定結果に基づいて競技力の制限要因や障害発生の要因を推定し、それらを解決するためのトレーニング方法などを提案します。 また、専門的な知見を普及するための個別相談や指導を行います。
PROJECT.03
ジュニアアスリート支援
熊本県内の中学生・高校生を対象とし、競技力向上のための運動・栄養・休養に着目した課題解決をサポートします。様々なフィットネスチェックやメディカルチェックなどの結果に基づいて、ジュニア世代における最適な取り組みに関する方法を提案します。 また、専門的な知見を普及するための講義や実技、チーム相談・指導を行います。
PROJECT.04
プロアスリート及び実業団アスリート支援
熊本県内のプロチーム及び実業団チームのアスリートに対し、定期的なフィットネスチェックやメディカルチェックなどの結果に基づいたトータルサポートに取り組みます。 また、専門的な知見を普及するための個別相談や指導を行います。
PROJECT.05
車いすマラソン支援
車いすマラソン選手に対し、駆動動作や駆動力などの計測結果や知見に基づいて、駆動速度を最大化するための技術やトレーニング方法を検討し提案します。 サポート選手がパラリンピックや世界大会などでメダルを獲得するなど一定の成果が得られています。
- Project -
事業
1.ジュニアアスリート合宿サポート
2.くまもとワールドアスリート
3.ジュニアアスリートサポート
4.プロ及び実業団アスリートサポート
5.車いすマラソンサポート
POINT.03
次世代イノベーションInnovation for Next Generation
積極的に産官学連携による健康増進やスポーツに関する課題解決に取り組み、 新たなイノベーションの創出に取り組みます。
研究開発部門 Research and Development を中心とし、様々な団体と連携することで健康・スポーツの力を最大化します。
- Collaborative Organization -
主な連携団体
1.熊本県教育委員会
2.熊本市教育委員会
3.熊本県球磨郡 水上村
4.熊本県スポーツ協会
5.本田技術研究所
RESULT研究結果
RESULT.01
球磨郡水上村のスポーツによる地方創生
スポーツ合宿・フィットネスおよびメンタルチェック・地方創生
スポーツ合宿の誘致
- 地方公共団体、スポーツ団体、民間企業(観光産業・スポーツ産業)等が一体となり、地方創生に取り組みます。
- 地域の気候・環境を活用した積極的な誘致を行います。
- その取り組みに、スポーツ医科学を融合させ、スポーツ合宿の機能を最大化することが目的です。
最適なロケーション
標高1000mの準高地のクロスカントリーコース。療養泉効果があるとされる湯山温泉や鹿肉や猪肉を使ったジビエ料理。
森林セラピー基地となっている霊峰市房山などトレーニングや合宿を行うために最適な環境を備えています。
フィットネス・メンタルチェック
計測・分析・フィードバックという一連のサイクルを1日で行い、合宿の効果を最大化することを目指します。 また、合宿中の身体機能や心理状態を知ることができる機会を提供します。
持続的な取り組みを目指して
持続可能な取り組みになることを目指して、包括的連携協定を締結しました。
更なる発展を目指します。
RESULT.02
車いすマラソンの研究
モーションキャプチャ・ロボティクス・ダイバーシティ(ホンダ技術研究所・Yahoo! Japan・八千代工業・熊本機能病院)
金メダルを目指して
何らかの原因によって、身体機能の一部を失った車いすランナーの「競技力向上」のための研究です。
車いすを速く進めるための姿勢や動作を研究します。
計測システムの構築
何らかの原因によって、身体機能の一部を失った車いすランナーの「競技力向上」のための研究です。
車いすを速く進めるための姿勢や動作を研究します。

ハンドリムに加えられた力を計測できるセンサーホイールを開発し、可視化することに成功しました。
RESULT.03
くまもとワールドアスリート パリ五輪へ
次世代アスリート・フィットネス・メンタルチェック
東京からパリへ
- 各関係競技団体から推薦された選手の中から、パリオリンピック及び世界選手権等で活躍が期待される次世代の育成指定選手をサポートします。
- 競技力の向上と持続的なトップアスリートの輩出に結びつけ、熊本県のスポーツ振興及び県民幸福度を高める事に貢献します。
フィットネス・メンタルチェック
計測-データ処理-フィードバックを行うことで、自らの身体機能や心理状態を知ることができる機会を提供します。
得られたデータをもとに、トレーニングに活用して頂きます。




その他
その他、サッカー・バスケットボール・ハンドボール・バドミントンなど熊本県のお家芸であるチームの医科学サポートを予定しています。
さらに、熊本県教育委員会・熊本市教育委員会と連携し、次世代アスリート・健康寿命延伸のために貢献できる人材の育成を計画しています。
MEMBER構成メンバー
健康・スポーツ教育研究センター ( RCHSS ) 構成メンバーを紹介します。
楢原 真二 | NARAHARA Shinji | 教授・センター長 | 遺伝子検査学 | 研究紹介へ |
松原 誠仁 | MATSUBARA Shigehito | 准教授・副センター長 | 身体運動学 | 研究紹介へ |
益滿 美寿 | MASUMITSU Yoshihisa | 准教授・専任教員 | 応用健康科学 | 研究紹介へ |
鏑木 誠 | KABURAGI Makoto | 講師・兼任 | 理学療法治療学 | 研究紹介へ |
枝尾 久美 | EDAO Kumi | 講師・兼任 | スポーツ理学療法学 | 研究紹介へ |
久保下 亮 | KUBOSHITA Ryo | 講師・兼任 | パラスポーツ学 | 研究紹介へ |
本田 啓太 | HONDA Keita | 講師・兼任 | 身体運動学 | 研究紹介へ |
荒木 理恵 | ARAKI Rie | 特任講師・兼任 | スポーツ理学療法学 | |
中村 祐貴 | NAKAMURA Yuki | 事務職員 | 公認スポーツ指導者(日本スポーツ協会認定) |