熊本保健科学大学 キャリア教育研修センター


特定行為研修課程

特定行為研修課程

令和2年4月 開講


 団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、今後の医療を支えるために保健師助産師看護師法の一部改正によって、2015年10月1日から特定行為に係る看護師の研修制度が始まりました。
 特定行為は、診療の補助であって、看護師が、手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力、高度かつ専門的な知識・技能が特に必要とされるものとして定められた38の行為です。
 本研修課程では、認定看護師(分野を問わない)を対象とした研修プログラムによって、2区分5行為の研修を修了することができます。

区分

  • 1栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 2精神・神経症状に係る薬剤投与関連

課程の目的

  • 1急性期医療や地域医療において、臨床判断を行うために必要な能力(知識・技術・態度)を養う。
  • 2特定行為を適切なタイミングに、倫理的かつ安全に行える能力(知識・技術・態度)を養う。
  • 3医学的視点と看護学的視点を融合した新たな役割の中から、多職種の専門性を尊重し、チーム医療が円滑に働くように支援できる能力(知識・技術・態度)を養う。

【栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連】

  • 1安全に栄養・水分管理に係る薬剤投与が行えるように水・電解質バランスの必要性を理解する。
  • 2水・電解質バランスに補給の適応と禁忌を理解する。
  • 3栄養管理に必要な高カロリー輸液の適応と禁忌を理解する。
  • 4栄養・水分管理に係る薬剤投与方法を理解する。
  • 5持続点滴中の高カロリー輸液の投与量に必要な知識を理解し判断能力を修得する。
  • 6病態に応じた持続点滴中の高カロリー輸液の投与・調整ができる。
  • 7脱水症状に対する輸液による補正に必要な知識を理解し判断能力を修得する。
  • 8病態に応じた脱水症状に対する輸液による補正ができる。

【精神及び神経症状に係る薬剤投与関連】

  • 1精神・神経系の解剖生理を理解する。
  • 2精神および神経症状に係る薬剤投与が必要な患者の病態、検査、治療を理解する。
  • 3精神および神経症状に係る薬剤の作用・力学、薬物動態、薬物代謝を理解する。
  • 4精神および神経症状に係る薬剤投与・管理を行う上で必要な病態判断能力を修得する。
  • 5抗けいれん剤の臨時投与に必要な知識を理解し判断能力を修得する。
  • 6病態に応じた抗けいれん剤の臨時の投与・調整ができる。
  • 7抗精神病薬の臨時投与に必要な知識を理解し判断能力を修得する。
  • 8病態に応じた抗精神病薬の臨時の投与・調整ができる。
  • 9抗不安薬の臨時投与に必要な知識を理解し判断能力を修得する。
  • 10病態に応じた抗不安薬の臨時の投与・調整ができる。

期待される能力

  • あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践ができる。

カリキュラム




1.臨床病態生理学
2.臨床推論
3.臨床推論:医療面接
4.フィジカルアセスメント:基礎
5.フィジカルアセスメント:応用
6.臨床薬理学:薬物動態
7.臨床薬理学:薬理作用
8.臨床薬理学:薬物治療・管理
9.疾病・臨床病態概論
10.疾病・臨床病態概論:状況別
11.医療安全学:医療倫理
12.医療安全学:医療安全管理
13.チーム医療論(特定行為実践)
14.特定行為実践
専門
科目
特定行為研修
区分別科目
1.栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
2.精神・精神・神経症状に係る薬剤投与関連

年間スケジュール

4月2日 入学式・オリエンテーション
4月上旬〜8月中旬 講義・演習は、eラーニングによる遠隔教育
※Zoomによるオンライン講義を月に2回実施します。
8月下旬 共通科目:実習・試験
区分別科目:演習・試験
科目終了試験
11月上旬〜 実習準備
11月上旬〜12月上旬 特定行為研修実習(各行為5症例)
12月 ケースレポート作成
1月 ケースレポート発表(1日)
3月 修了式
※共通科目、特定行為研修区分別科目の一部はeラーニングを使用します。週5日、1日3~4時間程度の受講時間が必要です。 8月下旬に2週間程度(筆記試験・観察評価)、および11月の実習前に2週間程度(手順書作成、指導医との連絡調整)、大学に通える環境を整えてください。